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顔合わせの絶対成功ポイント

  ふたりらしさを演出できる顔合わせは、お互いの両親をよく知ってもらい、仲良くなるための第一歩。そこで、肩ひじはらずにゆったりとおいしい料理を楽しめるようプロデュースするのがポイントです。無理にかしこまった雰囲気を作らなくてもよいですが、けじめとしてのイベントを取り入れ、ご両親に婚約の意思を見せるよう配慮を。成功するための秘訣をしっかりチェックして、ふたりらしい顔合わせをつくりあげて。

今どきの顔合わせって?

  最近の顔合わせは、会場選びから料理の好み、服装などアレンジが自由自在。なのでもっとも大切なのが両家の足並みをそろえること。また、高級レストランの顔合わせプランを利用するにしても、ふたりのオリジナルアレンジで段取るにしても、押さえるべきところはきちんと押さえて、カジュアルすぎないように。人と違った顔合わせを行いたい場合には、会場との綿密な打ち合わせも必須です。「改まった席」ということを決して忘れずに。

どうしても緊張しがちな初対面・・・・・。会食の場を盛り上げるアイデアは?

  それぞれの両親の情報をつかんでおくのは絶対条件。職業、趣味やハマっているもの、土地柄など話のネタになりそうなものにプラスして、当日の料理についてと結婚式でのスタイルやコンセプトを話題にすれば十分なはず。その合間に小さなイベントやサプライズを盛り込んで、自分たちらしさをアピールしながら盛り上げましょう。例えば婚約記念品の交換が定番ですが、その際に直接指輪をはめてもらったり、婚姻届を用意してご両親にサインしてもらう、などひと工夫することでいろいろな演出ができます。でも、感極まる挨拶をして両親をホロリとさせてしまうのは行き過ぎ。挙式へ向けての足がかりと考えて、気負うことなくみんなで楽しく過ごせれば上出来です!

他の人とはひと味違った顔合わせがしたいなら?

  両親同士にそれなりの面識があるなら思いきって小旅行を計画するのも一案。少々あらたまったキリスト教式の婚約式を行ってもすてきです。海外挙式の予定なら予行演習気分で宿泊、今後の説明会もできて一石二鳥。また挙式予定の会場で顔合わせをするのも両家揃って下見ができ、合理的。あるいは何かと忙しい挙式後のパーティの代わりに、時間のある準備期間に婚約披露パーティをしてみては。お互いの友人同士もいち早く仲良くなれます。顔合わせの大きなメリットは、家同士が取り決めをするという結納の基本的考え方から自由になれること。ふたりの希望をそのまま形にできるのです。

さらに完ペキな結納を実現するために

  さらにふたりの顔合わせを完ぺきなものにするために、さまざまな思い違いや準備不足からおこってしまったトラブルを紹介します。ここをチェックして成功の秘訣を頭に入れておけば、和やかな顔合わせのひとときが過ごせるはず!

1. 最初が肝心!? 両家揃っての挨拶で

  結納と違ってアレンジ自由な顔合わせは、行き違いが発生しがち。実はより入念な事前打ち合わせや準備が必要になるのです。両家のバランスが揃うように、最低でも当日の服装と手土産の有無を確認。それぞれが名産品などを用意すれば話題も広がります。なおいくら自然体でといっても、大事な席なのでそれなりの礼儀を持っていたいもの。ランチセットやビュッフェは避けて、できれば個室でゆったりとコース料理を。結納品や介添えスタッフは必要なくても予約時に目的をひとこと伝えておけば、こちらが思い至らないことを含めたお店側の配慮が期待できます。

「彼の両親と私の両親の服装がバラバラ!」
「お気遣いなしでと言ったのに彼の側だけ手土産を持参! 何やら気まずいフンイキに」
「出入り口そばの狭いテーブルに案内されてしまった……」。

2. 美味しいものを食べながら和やかに、のつもりが

  素敵なお店でもみんながとまどってしまうようではNG。自分たちが楽しむのは大切なことですが、まずは両親に喜んでもらえることが先決です。会場選びは両親の趣味や好みに合った店を、また初めてのお店を選ぶなら必ず下見をして万全の体制で臨みましょう。また当日は、料理を食べながらの感想だけでは話題はすぐ尽きてしまいます。一般的には記念日らしさが盛り上がる婚約記念品の交換がよく行われます。男性が婚約指輪、女性は腕時計など実用的で思い出に残るものを用意。交換は食事前か食事後に、時間を区切ってきちんと行うといいでしょう。

「お洒落なフレンチにしたら使い慣れないカトラリーに両親がモタモタ・・・・・みている方が緊張!」
「ネットで評判のレストランのはずが、料理もサービスも今イチ・・・・・」
「記念品交換など、特にイベントをしなかったため、結局食べるしかなかった」

3. 歓談タイムで盛り上がりたかったのに……

  ある程度の進行がなければぐだぐだになってしまうもの。食事が一区切りしたところで自己紹介を挟み、この機会に挙式&披露宴のことなど話し合うべきことも話題にしましょう。乾杯の音頭を頼むなど役割を割り振っておくことも有効。そうすれば時間を持て余してしまった、気まずい沈黙が続き飲み過ぎたなんて事態は避けられそう。会の締めくくりは全員揃っての記念撮影で。お店のスタッフにお願いしておくとスムーズでしょう。支払いは招待したと考えれば自分たちで折半して負担するのがベター。会計はスマートに、お開き近くにさっとすませて。

「そのうちに、酔っぱらった彼のお父さんが結婚の心得を長々と演説し始めた!」
「カメラを忘れた!」
「会計時に母親たちが、自分が払うといって押し問答に」

ここでおさらい!事前に決めておくべき必須項目

  最後に、顔合わせの準備が始まってから直前までに必ず決めておくべきポイントを紹介します。
準備モレがないか、その都度チェックして!

・どんな会場で行うか 下見をして決定する ・自分たちと両親のほかに出席者を増やすか ・日取りはお日柄にこだわるかスケジュール優先か ・服装はどの程度フォーマルにするか ・婚約記念品を交換するか ・手土産を持参するか ・費用は誰が持つか ・料理は両親の好みにあっているか 食べられないものがないかチェック ・話題づくりのために両家の基本情報を押さえる ・挙式・披露宴に対する希望を聞いておく ・進行役を決めておおまかな流れを設定する ・いくつかイベントを考える

これでふたりの顔合わせ準備もバッチリ!
楽しく和やかなひとときを過ごせるよう、彼との絆もしっかり確かめ合っておきましょう。
 
※情報はすべて07年5月の取材によるものです。その後、内容が変更する可能性もございますので、あらかじめご了承ください。 Text/Yukari Eto Illustration/You Amada

コラボレーションサイト:ぐるなびWedding

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